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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

テッポウエビとハゼ

海水魚の中でハゼの種類がたくさんいます。
○○ゴビーという名前で売られていることもあります。
ハゼといえば大抵砂底に住んでいるイメージがあると思いますが、ハタタテハゼやアケボノハゼやパープルファイヤーゴビーなどは砂底ではなく水槽内をよく泳ぎ回ります。
しかし多くのハゼは砂底にもぐったり底をメインに暮らしております。

この砂底に暮らすハゼでギンガハゼというハゼがいます。

このギンガハゼは黄色い体でとても綺麗なハゼです。
このギンガハゼですが、とても面白い習性があります。
ランドールシュリンプというテッポウエビの種類のシュリンプがいますが、一緒に巣穴で暮らしていきます。
テッポウエビとハゼが仲良く共存していく姿は観察しているととても可愛くて面白いですよ。

テッポウエビは巣穴をお掃除してくれます。
そのときにハゼが巣穴の外で見張りをして危険を察知するとハゼが体を震わせて振動させていきます。
テッポウエビは触覚をハゼに付けて巣穴を掃除しますのでハゼの振動が伝われば巣穴にハゼと一緒に避難します。

お互いにとても重要な役割があり、仲良く巣穴で共存して生活していっております。

またランドールシュリンプはテッポウエビという名前の通りにテッポウみたいにパンパンと音を鳴らします。
水槽内でも激しく音を鳴らすこともありますが音を鳴らしているときは威嚇しているときといわれております。

ハゼは見張り番をするだけではなく、自分たちの巣穴を作るための小さな石ころを巣穴に運び込むこともあります。
その小さな石ころや砂を使ってテッポウエビが掃除をしながら修正しています。

水槽内での飼育では巣穴の中までは観察できませんが、ハゼはオスとメスが各テッポウエビと組んで巣穴を持っています。
このオスとメスがペアリングになれば巣穴の中が1つになって卵を産み子育てをしていきます。

水槽内で観察しているとテッポウエビが毎日巣穴から砂を出している光景が見られると思います。
たまにハゼが巣穴から出てきたりして見ていてとても可愛いです。

ハゼとテッポウエビをメインタンクメイトとして飼育している方はあまりいないと思いますが小型水槽でも充分に飼育が可能ですので底砂を厚めに敷いてから数匹ずつハゼとテッポウエビを入れて水槽内はライブロックや珊瑚を飾ってメインをハゼとテッポウエビで繁殖を狙って飼育するのも楽しいですよ。
ハゼやテッポウエビは餌も何でもよく食べますので海水魚の餌を適量与えておくと巣穴へ持ち込んで食べてくれます。

ハゼが結構食欲旺盛のために餌の加減が難しいと思われる方もいますが、餌は少量ずつ与えておけば問題ありません。
餌の与えすぎでハゼが死んだり水の汚損の原因ともなりますので餌のやりすぎには注意しましょう。


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