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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

アラビアンエンゼルフィッシュの飼育

海水魚にはとても綺麗な魚から、岩などの色に近い地味な色のものまで様々です。
色鮮やかな海水魚の多くは珊瑚が多く群がっているところに生息していることが多く、ヤッコ類やチョウチョウウオなどが多くいます。
ヤッコ類のなかで青、黄、黒の三色のとても綺麗なヤッコがいます。
アラビアンエンゼルフィッシュです。
ヤッコ類の中でも人気があり、比較的入荷も多い海水魚ですのでアラビアンエンゼルフィッシュについて記載します。

アラビアンエンゼルフィッシュとは紅海を代表するキンチャクダイで別名はアズファーとして知られている海水魚です。
このアズファーですが、紅海に主に生息はしていますが、夏から秋口にかけて日本近海でも海流に乗ってくる場合もあります。
しかし、低温では生きることができないため、冬になると死んでしまいます。
このように暖流にのってやってきて冬になると死ぬ海水魚を死滅魚と呼ばれております。
アラビアンエンゼルフィッシュの他にも多くの死滅魚がいます。

アラビアンエンゼルフィッシュはキンチャクダイの仲間ですが、珊瑚水槽内でも飼育が可能です。
多くのキンチャクダイの仲間は珊瑚に危害を与えるため混泳は難しいですが、アラビアンエンゼルフィッシュは比較的大丈夫です。
このアラビアンエンゼルフィッシュは大型ヤッコですので幼魚時代は小さくて小型水槽でも飼育が可能ですが、成長するにつれて大型水槽が必要になってきます。
最終的には大型水槽での飼育になりますが、大型水槽内であれば他のヤッコ類との混泳も楽しむことができます。
また、アラビアンフィッシュは大きくなっても色彩が落ちることもなく綺麗なままで成長しますので大型魚に成長後もとても綺麗で見ごたえがある海水魚です。

アラビアンエンゼルフィッシュの飼育環境は飼育温度は23℃から27℃の範囲で行ってください。
低温にはとても弱いため冬場のヒーター故障による水温低下などには注意が必要です。
また、夏場の高水温にも注意が必要です。
水温が30℃以上になることも日本の夏ではありますので水槽用クーラーを必ず設置しておきましょう。
また、年間を通して水温に変化がありすぎると魚が病気になる可能性が高まりますので、注意してください。

アラビアンエンゼルフィッシュは基本的には丈夫で飼育がしやすい海水魚ですが、温度差による白点病にはかかりやすいため注意願います。

白点病にかかると、進行が早いため即対応が必要です。
アラビアンエンゼルフィッシュはもともとから強い海水魚ですので早い段階から対処すれば白点病も早く治るでしょう。

ヤッコ類のなかでもアラビアンエンゼルフィッシュは魅力的な海水魚です。
比較的入荷量も多い海水魚ですので是非、飼育に挑戦してみてください。


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