水族館へいくとチョウチョウウオが群れで泳いでいるのを見かけたことがあると思います。
その群れを見て家でも飼いたいと思う方が多いでしょう。
チョウチョウウオの飼育ははっきり言って難しいです。
その理由ですが、まずは餌にあります。
チョウチョウウオはサンゴを餌にしている種類が多くいます。
家でサンゴを餌に与えるのは、不可能といっていいでしょう。
もちろん水族館でもサンゴを餌にはしておりません。
チョウチョウウオ向けの人口餌を与えております。
この人口餌は100パーセントのチョウチョウウオが餌付くことはまずありません。
しかし、水族館のように大きな水槽でならば群れで行動しますので餌付きやすくなります。
またサンゴ以外には貝を食べるチョウチョウウオもいます。
家でチョウチョウウオの飼育をお考えの方はまずは餌を人口餌に餌付かせることから始めなければいけません。
かなり根気がいりますが、一度餌付くと人口餌での飼育が可能ですので最初が肝心です。
ポイントとしてはなるべく大きな水槽でチョウチョウウオを多数飼育することで餌付きやすくなります。
少数飼育だと小さなサンゴを入れてからアサリのむき身などを少量ずつあげてから人口餌を混ぜていくと餌付けに成功しやすいです。
チョウチョウウオの飼育が難しいと言われる最大の理由は病弱だということです。
チョウチョウウオを飼育していると100パーセントと言っても過言でないぐらいに白点病にかかってしまいます。
原因はわかりません。
ただ分かることは他の種類の魚よりデリケートだということです。
チョウチョウウオの場合はサンゴを餌として与えることが費用面でも難しいですが、高確率で白点病となるために飼育水には銅イオンを投入することが多くあるためサンゴとの一緒に飼育することは不可能に近いです。
チョウチョウウオの飼育=銅イオンというのは切っても切れない組み合わせです。
白点病以外にもリムフォシスティス病という病気がありますがこの病気は白点病と良く間違える方が多いです。
リムフォシスティス病の場合は白点病ほど深刻になることもなく短期間で治ります。
あとチョウチョウウオだけではなく海水魚全般に注意が必要ですがトリコディナ症という病気です。
このトリコディナ症は早期発見でないと全滅します。
かなり進行も早く危険な病気です。
魚の表面に半透明な膜が張った状態になります。
チョウチョウウオを飼育するには病気の対処方法は完璧にしておかなければいけません。
特に白点病に勝てればチョウチョウウオは海水魚の中でとても美しい魚ですので素晴らしい水槽になるでしょう。
海水魚の飼育に慣れてきたら一度はチョウチョウウオの飼育に挑戦してみましょう。
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