海水魚の飼育といえば色鮮やかで派手な魚を飼育するイメージが強く、日本近海にいるタイやヒラメなどの地味で食卓に並ぶような魚はイメージをしません。
日本には食べると美味しい魚は多くいますが、水槽内で飼育していると綺麗な魚は日本ではあまり見かけることがありません。
しかし、日本固有のチョウチョウウオが実際に日本に生息しています。

チョウチョウウオは鹿児島沖縄にいますが、小笠原諸島や八丈島付近でみられるユウゼンという日本の唯一の固有種のチョウチョウウオであります。

このユウゼンですがチョウチョウウオの種類ですが、他のチョウチョウウオに比べると全く違った感じのチョウチョウウオです。
黒ベースに城が縁どられており、とても魅力的なチョウチョウウオです。
このユウゼンですが、海外の海水魚飼育者からも人気が高く、なかなか手に入りにくい海水魚となっております。
ユウゼンを飼育するためには最低でも120cm水槽と水槽用クーラー＆ヒータの準備は必須です。

ユウゼンは高温にとても弱いため、あまり他のチョウチョウウオとの混泳はやめておいた方が無難です。
水温は23℃ぐらいが理想の水温です。

ユウゼンの飼育環境で大切なのは水温が高温にならないことが第一です。
チョウチョウウオの仲間では黒がベースで他のチョウチョウウオに比べると変わっております。
ユウゼンも他のチョウチョウウオと同じでサンゴと一緒には混泳はできません。
サンゴが食べられてしまいます。
また、ユウゼンに餌を餌付かせる場合は基本的には冷凍ブラインシュリンプから行ってください。
他の餌はなかなか餌付かせるのは難しいです。
よくチョウチョウウオはアサリ貝などの2枚貝を開いて貝殻にむき身を置いてから餌付かせることをしますが、ユウゼンの場合は警戒心が強いため失敗に終わると思います。
冷凍ブラインシュリンプから与え始めて徐々に人口餌に慣らせていきましょう。

ユウゼンの混泳ですが基本的に混泳はできますが、ユウゼンもチョウチョウウオの仲間であり、同様に白点病にはなり易いため、できるようでしたら単独飼育をお勧めします。

入荷数も少ない魚でお値段も高くなると思いますので単独飼育でユウゼンの飼育にチャレンジしてみましょう。
ユウゼンは飼育環境に慣れてしまえばとても丈夫な魚ですので慣れてしまえば長期飼育もできます。
飼育器具には水槽用クーラーにヒーターにプロテインスキマーに殺菌灯は最低でも用意して飼育してあげてください。

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