海水魚の飼育をしていると最初は色鮮やかなコバルトスズメやデバスズメを中心にメインタンクとしてヤッコ類からクイーンやキングエンゼルなどを飼育されている方が多くいらっしゃいますが、肉食系の海水魚も海水魚マニアの中では人気がある魚がいます。
日本近海にも生息しておりますがネコザメという海水魚です。
ネコザメは名前の通り目がネコの目に似ていることから名づけられており、歯がとても丈夫でサザエなどの巻貝でも簡単に噛み砕いてしまいます。
このネコザメですが自然下では1m程度にまで成長しますが、飼育下では途中で成長が止まってしまうことが多いです。
ネコザメの特徴は夜行性であるということです。
昼間は岩礁の影に休んでいて夜に活発に泳ぎ回ります。
ネコザメは卵から生まれる卵生タイプのサメですが、ネコザメの卵はとても不思議な形をしていて、らせん状になっております。
このらせん状の卵も結構おおきめですのでネコザメの幼魚も他の海水魚に比べるととても大きい魚です。
基本的に幼魚と成魚では模様も性質も変ることはなく、サメと名前が付いていますが、おとなしいサメです。
おとなしいサメではありますが、むやみに素手で触ってはいけません。
ネコザメは背びれの近くにトゲがあり、毒があります。
可愛いから、つい触りたくなる種類でもありますが絶対に安易に素手で触ることがないようにしてください。
ネコザメの卵はらせん状でとても珍しい形をした卵ですが、孵化するまでに相当な時間がかかります。
人間より長く約1年孵化までにかかります。
その間、卵の中で育つことになりますので卵はらせん状になっており頑丈な作りでできております。
ネコザメの飼育環境は高温に弱いため水温は低めの23℃ぐらいで設定しておきましょう。
水質の悪化にも注意が必要です。
肉食魚は餌の食べ方が汚いため水質の悪化が早いです。
小まめにphの測定をするようにしましょう。
水槽は大きめの水槽で、飼育をされたほうがストレス軽減にもなりますので、できる限り大型水槽での飼育をするようにしてください。
混泳は基本的にネコザメが底を泳ぎますので中層から上層に泳ぐ魚であれば混泳していても大丈夫ですが、あまり小さい魚ですと食べられてしまいますので大きさには注意してください。
混泳魚は比較的おとなしい魚を選ぶようにしてください。
ハギ類はおとなしそうに見えても攻撃的なのが多いため混泳は不可能ではありませんが様子をみて喧嘩するようでしたら避けておきましょう。
ネコザメはとっても可愛い魚で本当にネコの目そっくりです。
慣れてくると人工餌もたべてくれますし、寿命も長いため長期飼育が可能です。
海水魚ショップでもネコザメの子供がよく入荷していますので入手はしやすい魚です。
一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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