menu

海水魚の飼育法-初心者の飼い方

ウォーキングバットフィッシュの飼育

海水魚の仲間には色々と沢山の種類がいます。
色鮮やかな海水魚から肉食魚や少し変った海水魚まで多くいます。
スズメダイ類やヤッコ類、チョウチョウウオ類は多くの方に知られており、観賞魚としてもとても有名な魚です。
しかし、海水魚の中では変った種類の魚も人気があり、飼育者も多いようです。
今回はその変った種類の魚からウォーキングバットフィッシュという海水魚の飼育について記載いたします。

ウォーキングバットフィッシュとは見た目が真っ黒で少し平べったい感じの魚で形が奇妙です。
その姿がコウモリに似ており、泳ぐこともせず海底を歩くことからウォーキングバットフィッシュと名づけられました。
鼻が少し長くバットのように見えるからバットフィッシュと勘違いしている方もいるようですが、バットはコウモリからきています。

このウォーキングバットフィッシュですが、基本的には泳ぎません。
海底を歩きます。
ですので胸鰭が足のように発達しております。

見た目が真っ黒で気持ち悪く見えるかもしれませんが、とてもユニークな海水魚です。
底面に粒子が細かい珊瑚砂などを敷いて歩かせておくとイヌを飼っているような感覚にもなります。
餌は基本的に活餌さを好みますが、クリルなどの人工餌にも慣れてくると食べてくれます。
ウォーキングバットフィッシュはゆっくりと海底を歩きますので基本的には単独飼育が好ましいです。
他種の海水魚と混泳をしてしまうとウォーキングバットフィッシュの方が弱くて突付かれます。

また、スズメダイ類の小魚などを混泳するとウォーキングバットフィッシュに食べられてしまいますので小型魚との混泳にも向いていません。
あとウォーキングバットフィッシュは鱗がなくカエルアンコウなどと同じような皮膚だけですので傷に弱いため、混泳をしてしまうと傷つけられて弱ってしまいます。

ウォーキングバットフィッシュの飼育環境ですが、水温は低めの23℃で設定しておきましょう。
また底面を歩き回りますので下は砂地にしておき、ライブロックなどは少なめにレイアウトしましょう。

基本的にはデリケートな海水魚ですので単独飼育を基本とし、ヒーターやクーラーの設置も必ず必要となります。

特に高水温には弱いですので夏場の水温管理には要注意です。
ウォーキングバットフィッシュは入荷が少ない魚ですので中々手に入りにくいとは思いますが面白い魚ですので是非飼育に挑戦してみてください。
水質の変化にも敏感ですので餌の与えすぎには注意してください。


おすすめアクアリウム用品通販サイト
海水魚の臭い対策!お部屋が生臭い時にやる事!


関連記事

Top