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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

ヤドカリ類の飼育

海水魚の飼育をしていると、ライブロックや水槽の底砂の汚れが気になってきます。
この汚れは苔であったり、海水魚の糞であったりしますが、放っておくとアンモニアの発生が増加してきます。
アンモニアの増加は飼育水の汚染の原因だけではなく飼育魚の致命傷となることもあります。
こういった糞などを分解する働きは主にバクテリアが行い、水槽濾過槽と共に分解させる働きをします。

あと、もう一つ水質の汚染原因があります。
それは、餌の食べ残しがライブロックや底砂の中に入り込んでから放っておくと食べ残した餌にカビが生えて水質の悪化を促進します。

この餌の食べ残しは飼育者が注意して餌を与えていてもゼロにすることは難しく、海水魚を飼育していく上での大きな課題でもあります。
この餌の食べ残しを軽減させるために、シュリンプを入れると良いですが、シュリンプだと、混泳できる魚が小型のハゼやスズメダイなどと種類が限られてきますので、混泳は難しいです。

しかし、シュリンプより優れている餌の食べ残しなどを掃除してくれる混泳できる素晴らしい生物がいます。
それがヤドカリです。

ヤドカリと聞くと地味なイメージを持つ方が多いかと思いますが、ヤドカリの種類は豊富で中でもユビワサンゴヤドカリというヤドカリは青のラインが入りとても綺麗な体色をしております。
ユビワサンゴヤドカリは小型ですが、大型のヤドカリでもイボシヤドカリなどが赤と白の紅白柄でとても綺麗なヤドカリがいます。
ヤドカリは海中の貝殻を住家としているため、貝殻の模様は生体1匹1匹異なります。
また、貝殻以外にも海綿体を担いだりしているヤドカリも存在します。

小型種のユボワサンゴヤドカリだと2cmから3cmの大きさですが、イボアシヤドカリなどの大型種だと10cmから15cmの大きさのものまでがいます。
このヤドカリ達は海水魚と混泳していると魚の食べ残しを食べてくれますので食べ残しによる水質悪化を防ぐことが可能になります。
観賞用としてもユビワサンゴヤドカリやイボアシヤドカリは十分見応えがある種類ですが、最近ではヤドカリの貝殻を人工的に作られた様々な貝殻の販売も行われておりますので、ヤドカリの大きさに合った貝殻を飼育水槽に入れておくといつの間にかヤドカリの宿替えが行われていますので人工的な貝殻を入れるのもカラフルな貝殻が多いのでお勧めです。

ヤドカリには見て楽しんで水槽内の清掃もしてもらえますので飼育水槽には必須といってもよい生体の一つでもありますのでお勧めです。


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