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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

ヒレナガヤッコの飼育

鑑賞向けの海水魚ではスズメダイとヤッコ類が中心に多くの海水魚ショップで販売されております。
海水魚ショップの中ではヤッコ類の人気が高く、価格も安いものから高いものまで様々です。
このヤッコの仲間でも海水魚ショップでは入荷が滅多にないものも多くいます。
入荷数がとても少ないヒレナガヤッコについて記載いたします。
ヒレナガヤッコは沖縄県以南に生息しており、ショップへの入荷数が少ないヤッコで有名です。
入荷数どころか生息数も少なくなって来ているようで、最近では特に見かけなくなった海水魚とも言えるでしょう。

ヒレナガヤッコはオス1匹に対してメスが数匹とハーレムの群れで生息しております。
ですので入荷数もオスよりメスが多くて、オスの入荷はとても少ないです。
ヒレナガヤッコの特徴で生まれたときは全てのヒレナガヤッコはメスです。
そのメスの中からオスへと性転換するものがでてくるように生態系がなっております。

海水魚ショップではヒレナガヤッコのメスがよく販売されておりますが、そのメスが飼育下でオスに変るということは単独飼育のなかでは、あまり聞いたことがありません。
自然界では群れで行動しているので群れの中で変化することはあるようです。

海水魚ショップではオアスとメスのペアー販売で行っているところも、時々見かけますが、ヒレナガヤッコのオスは1匹のメスとではなく多くのメスと一緒に泳いでいますので飼育下での繁殖は1対1のペアでは難しいでしょう。

ペアー購入で専用水槽を設置すれば運がよければブリードができるかもしれませんが、繁殖を狙う場合はできるだけオス1匹に対してメスを3匹から5匹を混泳させてあげるようにしましょう。
繁殖を目的としない場合での他種との混泳は比較的に多くの海水魚とできますので、他のヤッコ類と混泳させると綺麗なすいそうが出来上がると思います。

ヒレナガヤッコの飼育環境ですが、水槽の大きさは90cmでも飼育はできますが、できるようでしたら120cm水槽で飼育するほうが安心できます。

ヒレナガヤッコを中心に飼育するようでしたら多くのライブロックを水槽内に設置して隠れるスペースを作ってあげるとストレスも軽減されて長期飼育も可能でしょう。

飼育水温は23℃から25℃が理想ですので水槽用クーラーの設置は夏場は必須です。
塩分濃度も薄めにセットされていると魚の色が薄くなってきますので1.023よりは比重を大きくしてあげると、綺麗な体色で飼育が可能です。
但し、比重を大きくすることにより、水中に酸素が溶けにくくなりますのでエアーレーションは設置してあげましょう。

最近は入荷も激減しているヒレナガヤッコですがとても飼育がしやすい海水魚ですので是非挑戦してみてください。


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