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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

マンダリンの飼育

海水魚の飼育をしていると必ずと言っていいほどの確率で白点病を経験されると思います。
この白点病は海水魚を飼育していく上では永遠の課題となり、日々の予防が大切です。
この厄介な海水魚にもっとも多い病気である白点病ですが、クリーナーシュリンプやクリーナーフィッシュと呼ばれている生体である程度の予防にもなります。
クリーナーシュリンプで最も有名なシュリンプはスカンクシュリンプという赤いラインが入ったとても綺麗なエビなどが何種類かいますが、魚にもクリーナーフィッシュとして数種類存在しております。

その中でもマンダリンフィッシュ別名ニシキテグリともいいますが、ハゼの中間で緑色をベースとした体にオレンジや黒っぽい輪を描いたような模様が付いていてとても綺麗な魚です。
このマンダリンフィッシュが飼育水槽内でのクリーナーフィッシュと呼ばれております。
このクリーナーフィッシュは白点病などの病原菌ではなく、水槽内によく繁殖するヒラムシといった小さくて白い虫を退治してくれます。
このヒラムシが水槽内に広がりすぎると見た目も気持ち悪くて汚く見えることもありますが、ヒラムシは肉食傾向が強くて飼育している魚や珊瑚、貝類に寄生してしまうと徐々に食べられていきますので最終的には最悪の場合死んでしまう可能性もあります。

水槽内に寄生虫として有名なヒラムシですが、このヒラムシを食べてくれる代表的な魚がマンダリンフィッシュ(別名:ニシキテグリ)という魚となります。

ヒラムシが発生している水槽に入れると驚くほどのスピードでヒラムシが日に日にいなくなりますのでヒラムシの退治中は餌を与えないでもいいのでとても便利な魚です。

ヒラムシが飼育水槽に寄生いする原因の多くはレイアウトに使用しているライブロックが原因の場合が多いです。
トリートメント済と書かれているライブロックを安心して購入してすぐに水槽に入れてしまう方が多いため、ヒラムシが飼育水槽に広がってしまう原因になることが多くあります。

このヒラムシを食べてくれるマンダリンフィッシュですが、飼育方法は比較的簡単です。
飼育環境では水温を23℃から25℃で設定してあげて、水槽の底砂を粒子が細かい砂を敷いてあげると飼育環境が整います。

マンダリンフィッシュは他の魚との混泳は問題なくできますが、同種同士ですと相性が悪いと激しく争う場合があります。
稀に複数のマンダリンを混泳している水槽を見かけることがありますが、大き目の水槽にライブロックの置き位置などを工夫してレイアウトを考えて置いてあげると混泳はできます。
また、マンダリン以外のハゼ類も混泳は難しいので避けたほうが無難です。


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