キンチャクダイの仲間であるヤッコ類でトサヤッコというとても美しい海水魚がいます。
このトサヤッコはオスとメスで色や模様が少し異なります。
淡水魚の多くはオスの方が色鮮やかな魚が多くいますが、海水魚の場合はオスもメスも個性的な綺麗な色をしているものが沢山います。
このトサヤッコの場合もオスはハッキリとした色合いが出ており、黄色とこげ茶色っぽい縞模様のようなはっきりとした模様が入っております。
メスの場合はオス同様で黄色ベースですが、オスの部分でもあったこげ茶色っぽい縞模様が淡い黄色になっておりとても綺麗な魚です。
また、このトサヤッコの場合はペアーで飼育すると繁殖も狙える魚であり、比較的飼育しやすい面もある魚ですので、海水魚ファンにも人気がある魚となっております。
しかし、海水魚ショプへの入荷はオスばかりの入荷であったり、メスばかりの入荷であったりで中々、ペアーでの入荷がなくペアーでは中々手に入りにくいのが現状です。
良く、トサヤッコのオスとメスを別々に入荷することができてペアーで販売されたりしていますが、ペアリングが確認されているペアーでないことが多くありますので繁殖ができるかどうかは魚同士の愛称に任せるしかありません。
トサヤッコだけではありませんが、海水魚の場合は淡水魚のエンゼルフィッシュやディスカスのようにペアリングを組んでしまうと一生ペアーであるという保証がありません。
海水魚の中でも、ごくわずかですが、ペアーで一生暮らす魚もいますが観賞魚向けの海水魚では少ないものです。
もしトサヤッコをペアリングさせてブリードに挑戦するためには根気よくトサヤッコと付き合って可愛がってあげないと難しいかもしれません。
トサヤッコは自然界では群れで行動する魚であるため他の魚との混泳も極端な性格が違う魚でなければ大丈夫です。
トサヤッコの成魚はオス、メスともにとても豪華な色彩をしていますので見応えのある水槽になると思います。
飼育環境ですが、水温は23℃~25℃ぐらいでできます。
水槽用クーラーとヒータは必須になります。
多少デリケートなところがある海水魚ですので、最初の餌付けは冷凍ブラインシュリンプやアサリ貝などで餌付けていくとよいでしょう。
最初から人口餌を食べる魚もいますので臨機応変に対応してあげてください。
水温の急激な変化や水質の低下に注意して飼育を行うと、長期飼育もできますのでトサヤッコの飼育に是非挑戦してみましょう。
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