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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

カブトガニの飼育

水族館に行くとカブトガニが飼育されているところがあります。
まるでエイを鎧にしたような感じで貫禄があります。
とても不思議な生き物でありますが日本のカブトガニは天然記念物となっており、飼育することは不可能です。
しかし、カブトガニを飼育している海水魚愛好家の方は多くいらっしゃいます。

なぜ天然記念物のカブトガニを飼育することができるのでしょうか?
それは外国産のカブトガニだからです。
カブトガニは世界各地で生息しており、タイやフィリピンでも多くのカブトガニが採取されております。
その海外のカブトガニが日本へ輸入されており、日本の海水魚ショップで販売されております。

このカブトガニはまだまだ、謎に包まれている生物で海外の一部ではカブトガニが医療に役立つ成分を持っていることを発表されたりもしております。
もし、何かの病気の治療薬にでもなることが分かって、現実に利用できるともなれば、海外のカブトガニの飼育も不可能になってくる日も近いかもしれません。
まだ海外のカブトガニに対しての規制はありませんので今のうちに購入して飼育するのも良いかもしれません。

カブトガニの飼育環境ですが、基本的には水陸両用で過ごせるレイアウトにしてあげた方が長期飼育が可能で繁殖も狙えます。
カブトガニは脱皮を繰り返して大きく成長していきますので甲羅干しができる陸場(砂場)を用意することが重要です。

基本的には水中でも砂に潜りますので底砂は粒子が細かい砂を選んで敷くと良いでしょう。

普通の海水魚との混泳はできなくもないですが、カブトガニの飼育をメインとしてしまうと水槽で飼育するより、ジャンボタライみたいなプラ舟などで飼育すると水陸両用のレイアウトができて飼育しやすいと思いますので混泳は考えないほうがよいでしょう。

飼育する場合の水温ですが、25℃から28℃で飼育して、陸の砂場では甲羅干しができるように爬虫類の飼育で使用するスポットライトの電球を用意してあげるとストレスを与えることなく飼育していけます。

カブトガニは手のひらより小さいものから30センチぐらいの大型なものまでが売られておりますが、繁殖などを狙うつもりがない場合は手のひらサイズのものから飼育していきましょう。
上手に育てていくと成長もしていきますので大きく育てることが可能です。

餌は基本的には何でも食べる雑食性です。
人工餌への餌付きもいいので餌には困らずに飼育が可能です。
不思議な生物で見ていても楽しいので是非一度カブトガニの飼育に挑戦してみてはいかがでしょう。


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