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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

ハリセンボンの飼育

海水魚の飼育でとても可愛らしくて人気のあるフグの中間でハリセンボンというフグがいます。
このハリセンボンは体全身にトゲがあり、外敵が現れると体を膨らませてから針のようなトゲを立てて敵を脅します。
このハリセンボンのトゲですが実は魚の鱗が進化したものと言われております。
ですのでハリセンボンが怒って体を膨らませている状態でトゲに手を触れても毒などがあることもありませんので触ることも可能です。

針のようなトゲが沢山ありますが針は千本あることはなくハリが沢山ある魚なのでハリセンボンと名づけられております。

このハリセンボンの飼育ですが、よくスズメダイ類と混泳されている方が多くいらっしゃいます。
しかし、ほとんどの場合はハリセンボンを幼魚から飼育していることが多くて成魚になったハリセンボンをスズメダイ類と混泳してしまうとハリセンボンの餌となってしまいます。
ハリセンボンはクリっとした目が可愛くておとなしそうに見えますが気性はとても荒くて混泳にはあまり向かない魚です。

同種同士でも混泳は難しいです。
よく、自然界ではハリセンボンの幼魚が群れで見ることができますが、水槽内では狭すぎて群れで飼育してしまうとストレスでお互いを攻撃しあって傷つけ合いをしてしまいます。
基本的にはハリセンボンは単独飼育が基本となっております。

どうしても混泳を色々な魚とさせたいと思っているかたはハリセンボンの幼魚から行うと混泳できる確率があがりますが、ハリセンボンの幼魚の場合は微妙な水温や水質の変化で白点病にかかりやすくて飼育難易度が高くなります。

ですのでハリセンボンをメインで飼育する場合は10センチ以上の生体をお選びすることをオススメします。
飼育環境でも、水温は20度から28度と幅広いですが、基本的には水槽内での水温は一定に保つ方が白点病などの病気にもかかりにくくて長期飼育のポイントとなります。

ハリセンボンを飼育していく上で難題があります。
餌です。
固体にもよりますが、なかなか人工餌に餌付かないハリセンボンが成魚では多くいます。
中々人工餌に餌付かない場合はアサリを開いて水槽内に入れてみてください。
アサリに気付いたハリセンボンは身を食べにくるはずです。
これを何日か繰り返していき、沈殿する人工餌を用意してからアサリ貝の殻に人工餌を載せて水槽内に置いておきます。
高確率で人工餌を食べてくれます。
人工餌の味を覚えてしまうと貝殻がなくても食べてくれるようになっていきます。

ハリセンボンは気性は荒いですが単独飼育をしていると餌の時間などが分かり、人が水槽に近づくと寄ってきます。
とても可愛くて魅力のある魚ですので是非飼育をチャレンジしてみてください。


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