現在、熱帯魚や金魚を飼育しているかたで、海水魚の飼育に挑戦してみようとお考えになるかたが多いと思いますが、海水魚の飼育を始める前に心得ておくことがあります。
海水魚は淡水の熱帯魚や金魚に比べるととても色鮮やかで綺麗ですが飼育をするとなれば維持費がとても掛かります。
まずは、水槽です。
水槽は45cm、60cmの小型水槽では、飼育ができないてことはありませんけど、水変えや濾過槽の清掃を小まめに行わないと、水が汚染されやすく魚がすぐに病気にかかってしまいます。
また小型水槽では水変えや濾過槽の清掃をこまめにしないといけないため、バクテリアが少なくなってしまいますので、毎回水変えをするたびにバクテリアを追加してあげないと海水魚の状態が悪くなることもあります。
これらを考慮して海水魚の飼育で一番オススメの水槽サイズは90cm水槽か120cm水槽が管理もしやすく飼育がしやすいためお勧めのサイズです。
次に海水魚を飼育するにあたって必須のヒータと水槽用クーラーの準備をしなくてはいけません。
多くの海水魚は低温に弱く高温に性質があります。
多くの海水魚は23℃~25℃が飼育に適している水温となっていますので夏場には水槽用のクーラーが必須となり、冬場にはヒーターが必須となります。
まれに水温が18度以下で飼育しないといけない海水魚が販売されていますが、海水魚飼育の初心者が手をだしては絶対にいけません。
はじめは23℃から25℃で飼育できる海水魚から始めることにしましょう。
次に殺菌灯の準備です。
殺菌灯は必ず必要というものではありませんが、設置していると病気になりにくく便利です。
夏場には殺菌灯をつけていると水温の上昇の原因となりますので水槽用クーラーの稼動時間が長くなります。
そして海水魚を美しく見せるためのライトですが、メタハラなど光量が強く海水魚や珊瑚が綺麗にみえるライトが売ってあります。
普通の蛍光灯でも海水魚の飼育はできないこともありませんが、珊瑚やイソギンチャクも海水魚と一緒に飼育する予定の方はできるだけメタハラの購入をオススメします。
蛍光灯ではイソギンチャクや珊瑚には光が足りませんので本来の美しさが出ずに寿命も短く終わってしまいます。
そして、最も重要なのが設置環境とスペースです。
設置環境は、淡水魚と大きく違うところは、海水のため潮垂れが水槽からあるということを前提に考えましょう。
周囲に家具などがある場合はあまりオススメできません。
また、水槽台の下に防水シート+コンパネなどを敷いておくと床面の補強にもなり、海水が万が一こぼれても掃除がしやすく便利です。
海水魚の飼育は淡水魚より奥が深く楽しくて見ていて美しいですが、必ず最低限の飼育用品を準備できることと、海水であるために淡水魚よりメンテナンスで手間がかかることを肝に銘じてから飼育しましょう。
飼育経験を積んでいけば小型水槽などでも楽しめるようになり、間違った飼育をしなければ一生の趣味として楽しめると思います。
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