海水魚を飼育していく上で誰もが悩まされる魚の色褪せが病気の次に多い課題です。
海水魚の本来の体色を維持させて飼育するには飼育の経験数で対処方法も分かってくるとは思いますが、ほとんどの場合の色落ちの原因は海水魚の飼育に使用しているライトの光量です。
淡水魚の場合はライトはなくても綺麗に色が出ます。
中にはライトがいる魚もいますが、ほとんどの場合は淡水魚はライト無でも大丈夫です。
しかし、海水魚の場合は自然界でも綺麗な海に住んでいる魚は特に太陽の光を多く浴びていますので、その姿はとても綺麗に自然界では見えます。
しかし、濁っている海に生息している魚には色鮮やかな魚は見かけることができません。
どちらかというと、ドスグロイ魚が多いです。
体色が綺麗な魚は太陽の強い光を浴びることによって本来の魚の色が発揮されることになります。
ですので飼育下では光量が強いメタハラの利用をする方が海水魚の飼育では使用する方が多いのです。
蛍光灯でもいいですが、メタハラの方が、一段と魚の本来持っている体色を引き出させることが可能です。
魚だけではありません。
サンゴ類も同じです。
海水魚の体色は光量で変化もしますが、餌にもかかわってきます。
海水魚の場合は自然界の海では色々な海藻や生き物が多く生息しているため、魚たちも餌によって色が変わってきます。
同じ種類でも餌が違うと色が違う魚も多くいます。
オニオコゼやコクテンフグでは黄色い個体のものが稀に入荷されることがありますが、この黄色い個体はとても珍しく高い値段がつきます。
この黄色は同じ種類の魚でも食べている餌が違うため体色が変わってきました。
また、生息している場所の光の当たり具合でも海水魚が餌としている海藻の種類や生息している甲殻類も変わってきますので。
光と餌のバランスで海水魚の体色は決まってきます。
時々海水魚ショップで魚を見ていると少し色が抜けたような魚を見かけることがありますが、その魚たちは光か餌かのどちらかが原因で色落ちしていると考えられます。
自宅で飼育している祭に海水魚の色が少し薄く感じてきた場合はライトをまず、変えてみて様子をみましょう。
餌は人口餌を与えているようでしたら、餌が原因で色落ちということはあまり考えられませんのでほとんどの場合は光の量かライトをつけている時間が短いかのどちらかが原因となっていると思います。
海水魚の飼育では光と水質と餌の3つは淡水魚に比べるととてもシビアになってきますので淡水魚の飼育から海水魚に切り替えて方は淡水魚の飼育経験は海水魚にそのまま当てはめないように注意してください。
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