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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

病気対策よりもストレス対策を重視しよう

海水魚の飼育を始めてからほとんどの方が最初に悩まされる病気は白点病です。
海水魚が白点病にかかると淡水魚より進行も早くて大変厄介な病気です。

淡水魚から飼育を始めている方は海水魚が白点病にかかってから病気対策を重視される方が多くいらっしゃいますが、海水魚が白点病にかかる原因のおおくはストレスからといわれております。
もちろん水温の急激な変化にも原因がありますが、水温の急激な変化も海水魚にとってはストレスになります。

海水魚を飼育していく上で白点病は付き物ですが、病気になってからの対処方法や病気にならないように薬などを投入して予防している方が飼育者では多くいらっしゃいます。

この飼育方法も間違いとは言えませんが、海水魚にとって一番良い方法は飼育下でできるだけ海水魚にストレスを与えないことです。
海水魚はストレスに弱いです。
しかし、ストレスを与えない飼育方法と言われても水槽の箱の中では限られています。
この限られた空間で海水魚にストレスを軽減させてあげなくてはいけません。

海水魚のストレスを軽減させる方法は、まずは水槽内のレイアウトにライブロックを工夫して設置することです。
レイアウトはできるだけ複雑に入り組んだレイアウトにするようにして魚の隠れ家を作ってあげることが大切です。
また、水槽底面には砂を敷いてあげるようにしましょう。
時々、淡水魚などでも同じですが、砂利や砂を敷くとメンテナンスが面倒になると言われる方が多くいらっしゃいますが、人間の勝手な言い訳にしかなりません。
砂や砂利を敷くことで海水魚の糞や餌の食べ残しが砂や砂利に混ざって水槽内に残り飼育水の汚損に繋がると言われる方もいますが、今は便利なグッズが多く販売されているため、砂利や砂の掃除ができるグッズの販売もされております。
また、底砂を敷くことでバクテリアの定着率も良くなりますので、底砂は海水魚にとって、メリットの方が多くあります。

海水魚の飼育では、いかに魚に対してのストレスを軽減するかによって病気の予防につながることになりますので、日頃から飼育している海水魚の様子を良く観察をして魚が乱暴になっていないかや、水槽の隅の方でじっとしていて餌も食べずに動かない魚がいないかなどを観察して見ておくようにしましょう。
もし、このような海水魚がいたら、その魚が隠れられるようにレイアウトを変更してあげるなどの工夫をしてあげて魚へのストレス軽減となるようにしてあげましょう。
レイアウトを変えても変化が無い場合は魚を隔離してあげて別水槽で飼育などを考えてあげるようにしましょう。

海水魚へ与えるストレスを無くすと病気も自然と無くなっていきます。


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