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海水魚の飼育法-初心者の飼い方

シャコガイの飼育方法

海水魚ショップや水族館に行ってサンゴ水槽を見ると必ずといっていいぐらい大きな二枚貝がいます。
色がグロテスクですが鮮やかさもあり不思議な貝ですがサンゴ礁に主に生息する貝でシャコガイといいます。
シャコガイにも色々種類があります。
ヒメシャコガイといって小さくてとても可愛いシャコガイやシャコガイと見た目の区別がつきにくいですがシラナミガイという貝もいます。
ここではこれらの貝を全部ひっくるめてシャコガイと称します。

このシャコガイの飼育ですが主にサンゴをメインとした水槽で飼育します。
自然の海では人間の足を挟めるぐらいの大きさのシャコガイもいますが、飼育下でシャコガイを大きくさせるのは不可能です。
基本的にはシャコガイをショップで購入した大きさが生涯飼育していく中での大きさと思ってもらってもいいぐらい飼育下では成長は厳しいです。

年数もかかりますが、自然の海と違い、シャコガイの成長に必要な栄養分を飼育水槽の中では100パーセント与えることができないからです。
ですのでシャコガイを購入するときは水槽とのバランスを考えて適当な大きさの物を選ぶようにしましょう。

シャコガイの飼育環境ですが水温は23℃~25℃を保ってから飼育海水は綺麗な状態を保たせるように濾過は大き目の濾過槽を準備しましょう。
シャコガイは基本的に光が大好きな生き物です。
大量の光を浴びて光合成によって自分の貝に苔など海藻の芽を育ててその苔や小さな芽を餌としています。

肉眼ではあまりよくわかりません。
簡単に言うとシャコガイには光合成で栄養分ができてそれがシャコガイの餌となります。
自然界ではこのような自然現象で栄養は採れますが、飼育下ではメタハラなどを利用しても自然界のようにうまく貝に餌を与えるほどの光合成はできません。

そこで、シャコガイにはソフトコーラル、ハードコーラルで使用する液体の餌を水中に流してシャコガイに当たるようにしてあげます。
サンゴの餌がシャコガイにも餌となりますので3日に1度程度で少量を与えるとシャコガイの長期飼育が可能です。

シャコガイの飼育で注意があります。
滅多に起こることはありませんが、時々海水魚ショップでも大型のシャコガイが販売されていることもあります。
大型のシャコガイは色彩もよくとても綺麗ですが、貝に手を触れて挟まれる場合もあります。
大きいシャコガイだと、骨が砕けてしまう力がありますので大型のシャコガイには手で触れないように注意しましょう。


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